生命保険という商品は、簡単に言うと加入者が生命保険会社に決められたお金を毎月支払い、 加入者などが死亡したり病気になったりしたら契約に従って保険金が支払われるというものです。
こう考えることもできます。生命保険会社は有事に備えている加入者からお金を預かり、 加入者に何かあればそのお金をお返しします。でも、預かってる期間は自由に使わせてくださいね。という感じです。 そのため、生命保険会社は集めたお金を使って運用を行いますし、加入者もそれを理解した上で契約します。 しかし、生命保険会社は将来発生する保険金の支払いに支障がでないように運用を行う必要があります。 資産運用というものはノーリスクのものはありませんから、それなりに注意を払って運用が行われています。
また、加入者が支払う保険料というものは、生命保険会社が運用して得る運用益も考慮して計算されています。 生命保険会社は、それを上回る運用益を出さないと、将来の保険金の支払いにより損失がでることになりますから、 安全・安心の運用だけではなく、ある程度の利益を考えた運用を行う必要もあります。
このように、生命保険会社が行う資産運用というのは簡単ではないということがわかります。 保険金の支払いに支障が出るような危険な運用は行えないが、 ある程度の利益を考慮して保険料の算出を行っているために安全すぎる運用もできないわけです。 経済が安定的に成長している時期は特に問題ないでしょうが、 リーマンショック以降の不安定な経済状態においては生命保険会社の資産運用も困難を極めることになります。
ちなみに、資産に占める運用割合は次のように決められています。
・国内株式:30%以内
・外貨:30%以内
・不動産:20%
・リスクの高い債券、貸付金:10%以内